Fitted Mesh

生存報告をしなければいけないくらい時間が経ってしまいました。
この間リアルお仕事が忙しかったのもあり、SL作業の方はあまり進んでいません。
と言いながらも、作業自体は止めずに細々と続けていまして、
今はNeaのメジャーバージョンアップに向けてがんばっているところです。

アップデートのお話に関しては、別の機会にお話しするとして、
SLにフィットメッシュ（Fitted Mesh）の導入という、
楽しいニュースが聞こえてきました。

メッシュの導入は、それまで体験できなかったような、
リアルな服やオブジェクトをSLにもたらしました。
でも、リグメッシュの服やアバターは、シェイプの数値への追従という点において
少なからず問題を抱えていました。この問題を解決しようとして、
メッシュデフォーマーやリキッドメッシュなどの手法が試されてきたのですけど、
それらはやはり、いくつかの課題を残していました。
そして、この度リンデンさんが公式にフィットメッシュの導入を宣言されました。

フィットメッシュによって新たに追加された新しいボーンの効果で、
今まで制御できなかったリグメッシュの部位（胸やお尻のサイズなど）が
シェイプの数値に追従するようになります。（頭部を除く）
ボディに関してはおそらく１００％の部位が追従できるようになるでしょう。

例えば、あなたのアバターの胸のサイズが標準よりちょっと可愛くて、
お尻が少し安産型であったとしても、フィットメッシュで作られた服は
あなたの体にちゃんとフィットしてくれるようになります。
※スキンウェイトの精度によってアバターボディーとは異なる変形をする箇所もあるでしょうから
　服の為のアルファが完全に必要なくなる・・・とまではいかないかも。

リンデンさんは新しいアバターモデルを公開してくれてるので、ちょっと試してみます。
まずはここからアバターモデルをダウンロードします。
そして、こちらから対応ビューワをダウンロードしてインストールします。

３Dアプリケーションででダウンロードしたファイルを開いてみましょう。

確かに見慣れないボーンが、いくつかあります。
追加されたボーンは、

• BUTT （お尻）
• LEFT_PEC （左胸）
• RIGHT_PEC （右胸）
• LEFT_HANDLE（左手）
• RIGHT_HANDLE（右手）
• LOWER_BACK（背中下部）
• UPPER_BACK（背中上部）

と公表されていますけど、HEAD,NECK部分も変わっているようです。

このモデルはすでにウェイト付けがされていますので、早速SLにUPしてみます。

あら、素敵なマント・・・
いえいえ、ボディの一部が壊れてます。
壊れたマントが伸びている頂点はSIMの 0.0.0 座標のようです。
おそらくウェイトの関係のトラブルみたいですね。

※追記
　原因がわかりました。グラフィックボードの種類にもよるみたいなのですけど、
　私の場合、グラフィック設定が「中」の時だけ崩れるようです。

この状態でシェイプスライダーをいじってみると、
以前は追従しなかった胸やお尻のサイズが追従します。
顔の細部はもちろん追従しないのですけど、
頭の縦横比率は追従しました。面長のNeaとかできるのかしら・・・

長い間日本のSLを引っ張ってこられたマグスルさんの撤退もあり、
あまり明るいニュースが聞かれない昨今の日本のSL事情。
SLの本当の価値のわからない記者？さんが、面白半分にSLの斜陽を
記事にするブログなども拝見し、心を痛めたりしたこともありましたけど、
こういうニュースを聞くと、本当にワクワクします。
私はやっぱりSLが大好きです。